付録. Hシリーズのハンドリングガイド
注意
- 斗山ロボティクスはリフト装備の使用中に発生した損傷に対し、責任を負うものではありません。
- 包装資材でロボットを包んで移送する場合には、乾燥した場所に保管してください。湿気の多い場所に保管した場合、包装資材の内部が湿気ってロボットに異常が生じることがあります。
- 設置場所にロボットを移そうとする場合には、ロボットの自重を考慮して、リンクとベース部分を適正人数が同時に持ち上げて運搬してください。
- コントローラーは側面部の取っ手部分をつかんで移動してください。
- ロボットやコントローラーを運搬する場合には、正しい姿勢を維持して運搬してください。そうしないと、腰や身体部位に傷害を負うことがあります。
- リフティング装備を使用して運搬する場合には、すべての地域及び国のリフティング指針を遵守して運搬してください。
- 斗山ロボティクスは装備運送時に発生した損傷に対して責任を負うものではなく、ユーザーマニュアルの指針を参考にして運搬してください。
Quick Guide
斗山ロボティックスの製品をお買い上げ頂きありがとうございます。
本説明書は、お買い上げのHシリーズのロボットを安全に運搬、設置できる三種類のハンドリング方法について最小限の情報を扱っています。必ず以下の事項を遵守してください。
- ロボットの移動が必要な場合、出荷時に提供された包装器具を活用してください。
- 当該産業用ロボットは、産業安全保健基準に関する規則及び安全検査告示(検査対象の場合)の検査基準を考慮して設置しなければなりません。
- ロボットの運送はクレーン及びフォークリフト、ハンドリフトを用いて運送することができ、クレーンを用いたリフト装備を使用する際、該当地域または国家の指針を遵守しなければなりません。
- ロボットを設置及び移動する場合、パッキングのポーズを活用してください。
- 基本構成品と追加構成品(別途購入)がすべて入っているか確認し、問題がある場合は購入先までお問い合わせください。
- 包装ツールとボルトは、ロボットの移動のためだけに設計されたものです。ロボットを移動させること以外の用途では使用しないでください。
- この指針を遵守しなければ負傷を負う恐れがあります。
- 設置後、包装ツールとボルトを取り除いてください。再度移動しなければならない時に使用できるよう、包装ツールとボルトを保管しておく必要があります。
- 移動の前にボルトとツールがしっかり締まっているか確認してください。
- クレーン(ホイスト)を使う場合
重量に耐えられるだけの強い回転防止用ワイヤロープを使ってください。
ワイヤロープの長さは1500mm以上でなければなりません。
項目
最小容量
クレーン
1,000kg
ワイヤロープ(1本当たり)
1,000kg
1.1 ロボットフレームにロープを固定する場合
同封されたゴム冶具を3-4軸の間に装着した後使用してください。(下記の図を参考)
1.2 下部の包装器具にロープを固定する場合
警告
- ロボットを吊り上げた際、ポーズ及びオプション品の付着状態によってロボットが傾くことがありますのでご注意ください。
- リフティングする場合、ロボット本体の下を歩き回らないでください。
フォークリフトを使う場合
包装状態で移動する必要がある場合、ボックスの下端を活用し、フォークリフトで移動させてください。
設置の際、ロボットの損傷に注意して下部包装器具を活用して移動させてください。
リフト装備を使用できない場合
リフト装備を使用できず、やむを得ず使用者が運搬する場合、必ず該当地域又は国の運搬作業重量や運搬作業基準などを守って運搬してください。
下部包装ツールを以下のように運搬取っ手として活用することをお勧めします。
メモ
- Hシリーズの場合、該当作業が容易にできるようハンドリングできるように、ベースにM8 Tap 4ヵ所が以下のように適用されています。作業時に活用してください。
- Hシリーズの場合、該当作業が容易にできるようハンドリングできるように、ベースにM8 Tap 4ヵ所が以下のように適用されています。作業時に活用してください。