設置 (CS-04)
設置時の注意事項
注意
- コントローラを設置する前に、十分な設置空間を確保してください。空間が確保されていない場所に設置する場合、コントローラーが損傷したり、マニピュレーター及びティーチペンダントのケーブルが断線することがあります。
- 製品の電源を接続するときは、入力電源を確認してから接続してください。製品の定格入力電源(22-60VDC)と異なる入力電源が接続された場合、製品が正常に動作しなかったり、コントローラが損傷することがあります。
設置環境
コントローラを設置する際には、以下のような事項を考慮して設置してください。
- コントローラを設置する前に、十分な設置空間を確保してください。
- 必ずコントローラを固定してください。
- 移動式モバイル装備内に設置する際、固定されていない他の物がないようご注意ください。
ハードウェアの設置
ロボットを使用する前に、システムの必須要素であるマニピュレーター、コントローラー、ペンダント(または非常停止ボタン)を設置して電源をつないでください。各要素を設置する方法は以下のとおりです。
マニピュレーターとコントローラを接続する
マニピュレーターの接続ケーブルをコントローラの該当接続部にカッチっと音がするまで挿し込んで、抜けないようにしてください。
注意
- ロボットに電源が入っている状態で、マニピュレーターのケーブルを分離しないでください。ロボットの故障原因になることがあります。
- マニピュレーターケーブルを任意に改造したり延長しないでください。
- コントローラを床に設置する場合は、機器内の換気のために両面と50 mm離して余裕スペースを確保してください。
- コントローラの電源を入れる前に、コネクタが正しくロックされているか確認してください。
メモ
- システムを構成する際、基本的に機器間のノイズの影響とシステムの誤動作を防ぐため、ノイズの低減設備を設置することをお勧めします。
- コントローラが電磁波ノイズの影響を受けたり、他の機器に影響を与える場合、正常な使用のためにマニピュレーターケーブルの両端にフェライトコアを設置することをお勧めします。設置位置は以下のとおりです。
コントローラと非常停止ボタンをつなぐ
非常停止ボタンのケーブルをコントローラの該当接続部につなぎ、時計回りにスクリューロックをかけ、ケーブルが抜けないようにしてください。
警告
- 非常停止ボタン設定スイッチの設定を“非常停止ボタン設定スイッチを設定する”節に従って設定してください”。
- スイッチの設定が実際の構成と異なっている場合、非常停止ボタンが作動せず、危険な状況でユーザーが負傷することがあるため、必ず設定状態と非常停止ボタンの作動の如何を確認してください。
注意
- ケーブルを接続するときは、接続部の形をきちんと確認してからつないでください。
- 非常停止ボタンを使用する場合、接続ケーブルに引っかかって転ばないように注意してください。
- コントローラ、非常停止ボタン、ケーブルが液体に触れないように注意してください。
- コントローラと非常停止ボタンは埃まみれや濡れた環境の場所に設置しないようにしてください。
- コントローラと非常停止ボタンは、絶対にIP40等級を超える埃のある環境にさらされてはなりません。導電性粉塵のある環境では特に注意してください。
- ロボットの動作中に非常停止ボタンのケーブルを分離しないでください。
コントローラとスマートペンダントをつなぐ
スマートペンダントのケーブルをコントローラの該当接続部につなぎ、時計回りにスクリューロックをかけ、ケーブルが抜けないようにしてください。
警告
- 非常停止ボタン設定スイッチの設定を“非常停止ボタン設定スイッチを設定する”節に従って設定してください”節に従って設定してください。非常停止ボタン設定スイッチの設定が実際の構成と異なっている場合、非常停止ボタンが作動せず、危険な状況でユーザーが負傷することがあるため、必ず設定状態と非常停止ボタンの作動の如何を確認してください。
注意
- ケーブルをつなぐ際、ピン部分が曲がらないように接続部の形をよく確認してからつないでください。
- スマートペンダントを壁又はコントローラにかけて使用する場合、接続ケーブルにひっかかって転ばないように注意してください。
- コントローラ、スマートペンダントのケーブルが液体に触れないように注意してください。
- コントローラとスマートペンダントは、埃まみれや濡れた環境の場所に設置しないようにしてください。
- コントローラとスマートペンダントは、絶対にIP20等級を超える埃のある環境にさらされてはなりません。導電性粉塵のある環境では特に注意してください。
- スマートペンダントのケーブルを配置する際、ケーブルの曲率が最低曲率半径(120mm)以上になるように配置してください。
メモ
- システムを構成する際、基本的に機器間のノイズの影響とシステムの誤動作を防ぐため、ノイズの低減設備を設置することをお勧めします。
- スマートペンダントが電磁波ノイズの影響を受けたり、他の機器に影響を与える場合、正常な使用のためにフェライトコアを設置しなければなりません。設置位置は以下のとおりです。
コントローラとティーチペンダントをつなぐ
ティーチペンダントのケーブルをコントローラの該当接続部にカッチっと音がするまで挿し込んで、抜けないようにしてください。
警告
- 非常停止ボタン設定スイッチ(A-Series)の設定を“非常停止ボタン設定スイッチを設定する”節に従って設定してください”節に従って設定してください。非常停止ボタン設定スイッチの設定が実際の構成と異なっている場合、非常停止ボタンが作動せず、危険な状況でユーザーが負傷することがあるため、必ず設定状態と非常停止ボタンの作動の如何を確認してください。
注意
- ケーブルをつなぐ際、ピン部分が曲がらないように接続部の形をよく確認してからつないでください。
- ティーチペンダントを壁又はコントローラにかけて使用する場合、接続ケーブルにひっかかって転ばないように注意してください。
- コントローラ、ティーチペンダント、ケーブルが液体に触れないように注意してください。
- コントローラとティーチペンダントは、埃まみれや濡れた環境の場所に設置しないようにしてください。
- コントローラとティーチペンダントは、絶対にIP20等級を超える埃のある環境にさらされてはなりません。導電性粉塵のある環境では特に注意してください。
メモ
- システムを構成する際、基本的に機器間のノイズの影響とシステムの誤動作を防ぐため、ノイズの低減設備を設置することをお勧めします。
- 電磁波ノイズの影響を受けたり、他の機器に影響を与える場合、正常な使用のためにフェライトコアをティーチペンダントケーブルの接続部に設置することをお勧めします。設置位置は以下のとおりです。
ケーブルの配置
ケーブルを配置する際、ケーブルの曲率半径が最低曲率半径以上になるように配置してください。各ケーブルの最低曲率半径(R)は以下の通りです。
ケーブル | 最低曲率半径(R) |
ティーチペンダントケーブル | 120 mm |
マニピュレーターケーブル | 120 mm |
スマートペンダントケーブル | 100 mm |
非常停止ボタンケーブル | 100 mm |
注意
- ティーチペンダントケーブルの両側の接続部位は、できるだけ最低曲率半径(120mm)以上の直線になるように配置してください。
- 曲率半径が最低曲率半径(120mm)以下になった場合、ケーブルの断線または製品破損の原因になることがあります。
- 電磁波ノイズが発生することがある環境では、適合したケーブル設置と措置を取ると誤動作などを防止できます。
コントローラの電源をつなぐ
電源ケーブルをコントローラの該当接続部にカッチっと音がするまで挿し込んで、抜けないようにしてください。
警告
- 電源ケーブルをつないでから、ロボットを正しく接地したか確認してください(電気的地面に連結)。コントローラ内の接地シンボルに関連したネジのうち、使用しなかったネジでシステムの全装備に対し共通の接地を行ってください。接地コンダクターは、最小限システムにおいて最高電流の電流等級を持っていなければなりません。
- コントローラの入力電力は、漏電遮断器などで保護してください。
- マニピュレーターケーブルを任意に改造したり延長しないでください。火事が起きたりコントローラが故障することがあります。
- コントローラに電源を供給する前に、すべてのケーブルがつながっているか確認してください。常に本来提供された正しい電線を使用してください。
- 入力電圧の極性が反対につながらないように注意してください。
メモ
- システムを構成する際、すべての機器を一度に切ることのできる電源スイッチを設置することをお勧めします。
- DC用のコントローラを使用する場合、負荷及びモーションによってロボットの動作が制限されることがあります。
- 入力電圧が48V以下の場合、負荷及びモーションによってロボットの動作が制限されることがあります。
- 電源供給のためには、接地や漏電遮断器などの最低要求条件を満たさなければなりません。電気仕様は以下のとおりです。
パラメータ | 仕様 |
入力電圧 | 22 – 60 VDC |
定格入力電流 | 30 A |