フランジI/O
ロボットの端のフランジカバーにM8仕様の8pinコネクタが2個あり、装着位置と外形は以下の図を参照してください。

コネクタは、グリッパーや特定ロボットのツールに内蔵されているセンサーを駆動させるための電源と、コントロール信号を提供します。以下の例に示した産業用ケーブルと同じ仕様が適用できます。
- Phoenix contact 1404178(Straight)
 - Phoenix contact 1404182(Right Angle)
 
各コネクタのピンマップは、次のとおりです。
Schematic Diagram

2022年8月製造分より、コネクタの向きが下図のように変更になりました。
 
X1、X2コネクタがそれぞれ提供するI/O機能は相違し、詳しいI/O構成は以下の表を参照してください。
X1の構成(デジタル IN/OUTPUT)
番号  | 信号  | 
1  | Digital Input 1  | 
2  | Digital Output 1  | 
3  | Digital Output 2  | 
4  | Digital Output 3  | 
5  | +24V  | 
6  | Digital Input 3  | 
7  | Digital Input 2  | 
8  | GND  | 
X2の構成(デジタル IN/OUTPUT)
番号  | 信号  | 
1  | Digital Input 4  | 
2  | Digital Output 4  | 
3  | Digital Output 5  | 
4  | Digital Output 6  | 
5  | +24V  | 
6  | Digital Input 6  | 
7  | Digital Input 5  | 
8  | GND  | 
フランジ I/O内部の電源は、24Vに設定されています。詳しい電源仕様は以下の表を参照してI/O接続してください。
パラメータ  | 最小  | タイプ  | 最大  | 単位  | 
供給電圧  | -  | 24  | -  | V  | 
供給電流  | -  | -  | 3  | A  | 
デジタル出力  | -  | 6  | -  | EA  | 
デジタル入力  | -  | 6  | -  | EA  | 
警告
- 電源遮断時、いかなる危険な状況も発生しないように、Toolとグリッパーを構成してください。
(例えば、ツールからwork-pieceが落下する状況) 
- ロボットの電源印加時、各コネクタの5番端子は常に24Vが出力されているため、ツールとグリッパーを構成する際はロボットの電源を遮断してから作業してください。